589本舗 NASAも同じ(ような)こと考えてた鋼鉄の理論! 小林重工開発、キューちゃんも裸足で逃げ出す悪魔のエサ! 589EXの開発、生産情報、釣果情報。

RSS TWITTER RssTwitter

#05:釣り竿の選び方。

「ノベ竿」とは、本来は継部分のない1本ものの竿を指す言葉ですが、リールを使わず、竿先にイトを接続して使うタイプの竿すべてをこう呼んでいます。

ノベ竿には、対象魚に合わせたさまざまなタイプがあります。ヤマメやイワナを釣るための渓流竿、ヘラブナ釣り用のヘラ竿、アユの友釣りに使われるアユ竿も、ノベ竿の一種です。
コイ釣りにも専用の竿があり、大型のコイを難なく寄せられる高性能の竿は魅力的ですが、いかんせん高価。お勧めは「万能竿」と呼ばれる廉価なノベ竿です。



専用竿を含めた高価(5,000〜30,000円)な竿と、廉価(1,000〜3,000円)な万能竿の一番の違いは、竿に使用されている素材です。一般的に、前者には軽くて反発力の強いカーボンFRP(繊維強化プラスチック)、後者はグラスFRPが使われています。
カーボンFRP(以下、カーボン)製のノベ竿は、軽くて仕掛けの振り込みがしやすく、魚を寄せる力も強いのですが、最大の(そしてコイ釣りには特に重要な)欠点は、限界を超えると折れやすいということ。一方、グラスFRP(以下、グラス)はカーボンより粘りがあり、無理な使い方をしても滅多に折れることはありません。



万能竿にも、いくつかのタイプがあります。ヤマベやフナといった、体長20センチどまりの魚を釣るのに適した、柔らかいタイプ。こうした竿は、海でアジやイワシなどを釣るのにも向いています。
コイ釣りに向いているのは、より硬い万能竿。実際のところ「万能ハゼ」なんていう名称であっても、体長60センチを超えるコイと問題なくやり取りできるノベ竿もありますから、釣具店で店員に説明を聞いて購入するのが賢い方法です。
現時点でのオススメは「Gutz/二代目 剛」。全長9尺(2.7m)から21尺(6.3m)まで揃っています(1尺=約30センチ、10尺=1丈)。実売価格は1尺あたり300円程度。9尺なら1,000円未満です。丈五(4.5m)を超えると、片手で振り込むのが辛いほどの重さになるのが唯一の難点ですが、これはグラス竿共通の問題といえます。

ノベ竿の長さは、釣り場の状況と、釣れる(であろう)魚のサイズに応じて決めるのが一般的な考え方です。
「釣り場の状況」については、たとえば足場が高かったり、ポイントが遠かったりするときは、長めの竿が有利。公園では、柵をまたいで竿を出さなければいけないこともありますが、こんな状況でも長めの竿が必要になります。
「釣れる魚のサイズ」については、長い竿ほど強い引きに耐えられると考えればよいでしょう。同じ太さの短いゴムと長いゴムで、どちらが伸びるか、どちらが衝撃を吸収してくれるかということと、だいたい同じ理屈です。
竿自体の強さ(硬さ)にもよりますが、9尺〜丈二(3.6m)なら体長60センチまで、丈五以上なら80センチクラスの引きにも十分に耐えられるはずです。実際のところ、9尺で80センチを超える魚を釣ったこともありますが、コイは個体によって引きの強さがかなり違うので、サイズだけで語るのは正確性を欠くかもしれませんね。


 
では、最初の1本には、どの長さを選べばよいのでしょうか?
自分が行こうとしている釣り場が決まっていて、それに合わせた竿の長さが大体想定できるという場合を別にすれば、オススメはズバリ、丈二です。公園の釣り場の多くは、9尺で十分に釣りになるのですが、少し長めのほうが、コイの強い引きを吸収してくれます。9尺ではやり取りの際に腕や体全体を上手に使って引きをいなす必要が出てきますが、丈二であれば、ただ竿を立てて耐えているだけでなんとかなるケースが多いのです。少し経験を積んでから、釣り場や釣れる魚のサイズに合った長さを揃えていけばいいと思います。

もうひとつ、頭に入れておきたいのは、長い竿ほど釣りをするためのスペースが必要になるということ。頭上に木の枝が張り出しているようなところでは、長い竿を振ることはできません。また、魚がハリ掛かりしたとき、長い竿ほど魚は広範囲を走りまわるので、隣の釣り人の邪魔になったり、遠くの障害物にイトを巻かれたりと、やり取りに違う意味での難しさが出てきます。丈五以上の長い竿は、仕掛けの振り込みが難しくなることも含めて、ビギナーにはあまり使い勝手のよいものではありません。 



上記の条件に当てはまらないけれど、自宅にあるノベ竿を使いたいというのであれば、それで構わないと思います。小魚釣り用の竿でコイを釣るのは(中型止まりであれば)決して無理ではありません。お金をかけるより、まずは実践第一!というのも、全然アリですよね。

ちなみに、振り出し竿は一般的に3尺=90センチ程度のセクションで構成されています。これが収納時の長さ(仕舞寸法)になり、9尺なら3本継、丈二なら4本継、21尺なら7本継といった具合になるわけです。蛇足ですが、ヘラブナ釣りの世界では、1セクションの長さ、すなわち90センチを「1本」と呼びます。
ほかに「小継竿」と呼ばれるものもあります。読んで字のごとく、より短いセクションで構成され、収納時のサイズが短いものです。持ち運びに便利ですが、難点もあります。継数が多い分、どうしても重くなることと、破損しやすい継部分が多いということです。価格も若干、高くなりますが、グラス製の万能竿では気にするほどではないでしょう。

ちなみに私は、バイクで撮影の下見に行くことが多いため、小継竿を常用しています。使っているのは、「PRO MARINE/PG VSやすらぎ」という廉価なノベ竿。6尺〜丈五のラインナップがありますが、9尺と丈二を用意しています。穂先を次項で説明するように補強してあるので、強度的には十分。しかし、酷使し続けているので、最近はやり取りのときにミシミシと不穏な音がするようになりました。



そろそろ寿命でしょう(笑)。

つーことで、「#06:釣り竿の補強」に続く!

*本解説は小林重工ではなく「589本舗」が書いています。
Comment
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
Clear